movingscape連続展 vol.1『乱立する筒』

開催にあたって

《movingscape 連続展》は「多視点・多中心な現在の探求」を目的に生まれたプロジェクトです。芸術探検家・野口竜平の声がけによってスタートし、それぞれの作家は対話や実験などのプロセスを強く共有しながら、特殊な環境での発表に挑みます。

movingscapeの運営チームは、作家たちと活動を共にすることから「時間芸術に厚みを持たせる」「無意識の価値判断に光をあてる」ための方法を研究。作家の身体を介したmovingscape（動きの景観）への探求を収集し、プロジェクトを全体にそのための感性と知恵を醸成させてゆきます。

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初回となる今企画『movingscape連続展 vol1 乱立する筒』では、4組の作家を招致します。

トランスでハッスルする“たくみちゃん”。

カジュアルに浮遊する“坂藤加菜”。

余白から記述する“奥西千早”。

知覚をハックする“新皮生活”。

領域不詳な独自の表現を続ける彼らは、筒に入った10人の鑑賞者がいる空間で、30分程度のパフォーマンス作品を制作し発表します。

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鑑賞者は、筒の中に響く自身の呼吸音に包まれながら外の世界を覗き見、バラバラな視点が起こす多次元なイメージの炸裂と広がりを個人的な事件として、発見してゆくことになるのです。